表示スタイルを変更する

前回まではグラフは線で描かれていましたが,他の表示スタイルで描くこともできます。 例えばインパルス (impulse) で表示するには,

# 結果

gnuplot> plot sin(x) with impulses

とします。また記号でプロットするには,

# 結果

gnuplot> plot sin(x) with points

とします。 他にも様々なスタイルがあるので,詳しくはgnuplot tipsの 「gnuplot 入門 - プロットスタイル」などを参照してください。

サンプリング数を変更する

関数のグラフは,x軸上で一定の区間に分割してyの値を求めることによってプロットされます。 その分割数を決定するのがサンプリング数で,デフォルトは100に設定されています。 「show samples」で確認してみましょう。

gnuplot> show samples

        sampling rate is 100, 100

後ろの値は2次元グラフでは関係ありません。 初期設定のままで y = sin(x) を点でプロットしてみましょう。

# 結果

gnuplot> plot sin(x) w d  # w dはwith dotsの省略形

次に,set samplesでサンプリング数を10倍に設定してプロットし直します。

# 結果

gnuplot> set samples 1000
gnuplot> plot sin(x) w d

サンプリング数を増やすと遅くなりますが,より正確な描画ができるようになります。 また,点でのプロット (with dots) はサンプリング数が多いときに見やすくなることが分かります。

setとshowは対になっているコマンドです。 なお,一度setコマンドを使うと,その設定はgnuplotを終了するまで残ります。

$Id: change_style.shtml 1289 2007-02-04 13:22:39Z SYSTEM $