ラベルと凡例

X軸とY軸にラベルをつける

レポートに図を載せるときは，x軸とy軸にラベル付けが必要です。 ラベル付けはset xlabelおよびset ylabelで行います。

# 結果

gnuplot> set xlabel "X-Axis"
gnuplot> set ylabel "Y-Axis"
gnuplot> set parametric       # 媒介変数表示

        dummy variable is t for curves, u/v for surfaces
gnuplot> plot sin(t), cos(t)  # 半径1の円

オリジナルのgnuplotではラベルなどに日本語を使うことはできません。 gnuplot+などの日本語化パッチが配布されているので，必要であればそれを入手して使ってください。

画面上で表示した場合，Y軸のラベルは横ではなく軸の上に表示されているかもしれません。 これはその出力デバイスが図をプロットするときに文字を回転させて表示できないためで， postscriptやpngなどに出力した場合は横に表示されます。

一度設定したラベルを消去したい場合は，

gnuplot> set xlabel

とします。 また，set titleでタイトルを設定することができます。

# 結果

gnuplot> set title "Title"
gnuplot> replot

ただし，図の上部に表示されるのであまりよろしくありません。 特にTeXで扱う場合，タイトルはTeXの機能でつけた方がよいでしょう。

凡例

特に指定がなければ，plotの後に入力した式などの文字列がそのまま凡例として出力されます。

# 結果

gnuplot> set param                            # set parametricの省略形

        dummy variable is t for curves, u/v for surfaces
gnuplot> set yrange [0:20]
gnuplot> a = 5.0
gnuplot> plot a*(t - sin(t)), a*(1 - cos(t))  # サイクロイド

凡例を自分でつける場合は次のようにします。

# 結果

gnuplot> plot a*(t - sin(t)), a*(1 - cos(t)) title "Cycloid"

凡例をつけない場合は次のようにします。

# 結果

gnuplot> reset                       # setによる設定を初期化
gnuplot> set samples 50
gnuplot> plot abs(x) title "|x|", \  # 凡例をつける
> abs(x) notitle with points         # 凡例をつけない

なお，abs(x)はxの絶対値を返す関数です。 凡例を全くつけない場合は「set nokey」としておきます。

# 結果

gnuplot> set nokey
gnuplot> replot

$Id: labels.shtml 1289 2007-02-04 13:22:39Z SYSTEM $